福田りょうたです。
今回は、僕のLINE読者さんで、整体院をされているおしんさんの公開コンサルティングをさせていただきます。
今回の公開コンサルティングは、【整体院×オンラインビジネス】ということもあり、現在、オンラインビジネスだけの方やオフラインビジネスをされている方、どちらも参考になるような、非常に興味深い内容になっています。
特に、これからの時代はオフラインビジネスをされている方は、オンラインを取り入れていかなければいけません。
2020年12月末に歴史にも残るコロナウィルスが、世界中に蔓延し、たくさんの人が職を失いましたね。
オンラインビジネスをされていた方は、逆に売り上げが伸びたという方もいらっしゃいますが、オフラインビジネスの多くの方が大打撃を受けました。
そして、一気にオンラインの流れが来て、「教育」「飲み会」「働き方」など、様々なものがオンライン化しています。
しかし、そうは言っても、「どうやってオンラインを取り入れれば良いかわからない。」という方も多くいらっしゃるのも現実です。
そこで、今回の公開コンサルティングの事例は、良い例になると思います。
なので、ぜひ最後までご覧ください。
整体院をされているおしんさんの情報
まず、整体院をされているおしんさんからいただいた情報をシェアさせていただきます。
【年商】
前年は597万円
【目標年商】
2,400万円
【どんなビジネスをしているか】
完全予約制の整体院です。
オーダーメイドでインソール製作も行っています。
今後はWEB上で情報ビジネスを取り入れたいと思っています。
【悩みや質問相談内容】
4歳の発達障害の子どもがおります。
現在、保育園から自宅保育の要請があり、濃厚接触の業種ですので、休業して子どもの面倒をみています。
何か自分のコンテンツを作ろうと思うのですが、なかなか進みません。何を販売したら、福田さんのような収入になるのでしょうか?
【悩みを解決してどうなりたいか】
今の仕事は嫌いではないのですが、子どもの将来を考えると、時間的自由が欲しいので、労働集約型の仕事からは脱却したいと考えております。
自分の子どもだけではなく、発達障害の子どもたちに役立つ仕事をしたいと考えています。
【備考欄(その他)】
コロナの影響だけじゃなく、昨年からいろいろとあって、約1年くらい鬱状態でした。
メンタル的にようやく晴れてきたところです。
以上がいただいた内容となりますが、こちらの内容を元に、さらに内容を深く知るために、以下のような質問をしました。
福田がおしんさんに質問した内容
【質問1】
何か自分のコンテンツを作ろうとした際に考えたビジネスを教えていただけますか?(ざっくりでも構いません)
【質問1のおしんさんの回答】
私は自宅の一角で細々と整体院をしております。
コロナは一旦終息しましたが、今後、第二派や他のウィルスの流行なども可能性としては考えられますので、整骨院などに通うのも不安に感じている人も多いと思います。
そこで、自宅でできる痛みの改善方法を動画コンテンツにして、販売することを考えています。
YouTubeなどには、ストレッチ方法や筋トレ動画などは多数あるのですが、私が考えている内容は見たことがありません。
ターゲットはプロではなく、一般の方で50代男性を考えております。
【質問2】
オンライン上で完結する商品を作るということでよろしいでしょうか?
【質問2のおしんさんの回答】
基本的にはオンラインで完結する商品で考えております。
ただ、近隣の方ですとご来店いただけるようになれば嬉しいなと思います。
【質問3】
現在、何か情報ビジネスに取り組まれていますか?
【質問3のおしんさんの回答】
情報ビジネスはやったことがありません。
販売したことのある方からアドバイスをもらって、現在コンテンツの制作に取り掛かっています。
バックエンドで高額商品を売るという商品構成を持っていないと大きな売上を上げることは難しいのではないかと思うのですが、コロナの影響で、どこも経済的に厳しいので、高額バックエンドを販売することは厳しい時代になっているのでしょうか?
自分の分野で高額商品が作れるのか?
広告を効果的に運用できるのか?というところが目下の悩みです。
アドバイスいただけると幸甚です。
福田からのアドバイス
ここまでいただいた内容を元にアドバイスをさせていただきます。
今回おしんさんの目標年商は2,400万円とのことでしたが、オンラインで完結する情報ビジネスを作っていきたいということなので、現在の収入を除き「0から年商2,400万円を稼ぐ」為のビジネスをご提案させていただきいます。
まず、僕からの質問では、おしんさんが既に検討している情報ビジネスがあるのかどうか、ヒアリングさせていただきましたが、「自宅でできる痛みの改善方法」というお話が出てきましたね。
実際に、そういった「お悩み解決系のコンテンツ」は、オンラインビジネスとは非常に相性が良いです。
「自宅でできる痛みの改善方法」ということですが、痛みといっても様々な痛みがあると思います。
なので、その改善できる痛みを分解して、いくつか商品を作るという手もあります。
高額バックエンドがあることに越したことはありませんが、必ずしも、高額バックエンドがないと利益が出てこないというわけではありません。
5〜10万円の商品を3〜5つでも十分な利益を出すことは可能です。
重要なのは、目標の数字を逆算的に数字で見るということ。
それができれば、バックエンドも高額である必要はありません。
月額制でも良いわけです。
では、具体的にどのような流れでビジネスモデルを構築すれば良いのか?ということを解説させていただきます。
- 商品設計
- ビジネスモデルの組み立て
以上の2つの流れで、取り組んでいただければ良いかなと思います。
まず、商品設計に関しては、どんな内容の商品を作るか決めていただれば良いと思いますが、オススメは複数の商品を作っていくことです。
1.整体院をされているおしんさんのオンラインビジネスの商品設計
具体的な商品設計などは、先日公開した不倫恋愛カウンセラーさよこさんの記事の商品設計が役に立つかなと思いますので、そちらをご覧ください。(特に「売れる商品設計」の部分を参考にしてください。)
上記の記事以外にも、商品設計でお伝えすることは、どういった商品を作っていくかです。
僕がご提案させていただくのは、3パターンの商品形態になります。
- 買い切り型のオンラインコンテンツ
- サポートなどが付属しているオンラインコンテンツ
- 月額制のオンラインサロンやコミュニティ
以上、3つの商品を作っていくことをオススメします。
1-1.買い切り型のオンラインコンテンツ
まず、買い切り型のオンラインコンテンツですが、こちらはお悩み解決型の商品を買い切りで販売していくという方法です。
例えば、「腰痛改善プログラム」のような形で、オンラインコンテンツを作っていきます。
こちらは、買い切りの商品になってくるので、10万円以下の低価格のプログラムで販売していくと良いと思います。
実際、腰痛に悩んでいる方は、長期的に痛みがあり、例えばテレビショッピングでサプリメントを月額で購入していたりします。
なので、そういった人たちは、長期的に見ると、10万円以上の金額を払っているのにも関わらず、改善されていないのです。(全ての人が改善されていないと言っているわけではありません。)
よって、10万円以下で販売するオンラインコンテンツでも、価値があると言えます。
もちろん、打ち出し方で価値を感じてくれるかどうかは変わってくるので、その辺はしっかり考える必要があります。
こういったオンラインコンテンツのみで販売していくことのメリットは、いくら売っても労力がかからないということです。
ですので、本業を抱えているおしんさんには、非常にオススメな方法になります。
1-2.サポートなどが付属しているオンラインコンテンツ
次に、サポートなどが付属しているオンラインコンテンツというのは、「1」で解説した買い切り型のオンラインコンテンツにサポートを付けるというイメージです。
おしんさんは、本業の仕事がありますので、あまりマンツーマンでのサポート体制はオススメはできませんが、グループでのサポート(ZOOMを使って月1〜2回など)やお問い合わせフォームより、質問をいただき、その質問を動画などで答えて、その動画を購入者に配るという方法があります。
そうすれば、1人1人対応しなくても、サポートを行なうことができ、本業にもあまり大きな支障が出ないで、オンラインの情報ビジネスに取り組むことが可能です。
価格としては、グループでのサポートであれば、内容にもよりますが、3〜6ヶ月で20万円前後で良いかと思います。
販売方法は、例えば「腰痛改善プログラム」というものを作ったとしたら、「オンラインコース」と「サポートコース」の2コースを同時に販売するような形になります。
そういった、「オンラインコース」と「サポートコース」がある商品を2つ作るだけでも、かなり売り上げは見込むことができます。
1-3.月額制のオンラインサロンやコミュニティ
最後に、月額制のオンラインサロンやコミュニティですが、これは様々なビジネスをされている方にも言えますが、かなりオススメです。
というか、月額制(サブスクリプション)の収入は持っておいた方が良いですよ。
おしんさんも例外なく、月額制商品は考えるべきだと思います。
僕も月1万円ほどの月額制のコミュニティを運営していますが、100人以上コミュニティメンバーがいるので、自動で毎月売れている商品が、万が一(あり得ないですが)売れなくなったとしても、月額で入る収入があります。
このように、たくさんのメンバーが月額制コミュニティにいるので、ビジネスが安定していると言えるのです。
例えば、おしんさんの場合は、お悩み系の商品を販売後に、より健康になる為のコミュニティなどを月額制として運営していくのはありかと思います。
フロント商品としては、お悩み系の商品にした方が、売れやすいですが、バックエンドにコミュニティを持ってくる場合は、悩みだけにフォーカスしたターゲットだと、コミュニティの維持が難しくなってしまいます。
なぜなら、お悩み系の商品で来る人は、自分の悩みに精一杯だからです。
なので、コミュニティメンバーがどうとか、そういうことはあまり考えずに「とにかく自分の悩みを解決したい。」という思いがあります。
だから、月額制のオンラインサロンやコミュニティでは、悩みだけにフォーカスしないようにしていくことが大事です。
そこで、「健康」という部分にフォーカスをしていくと良いでしょう。
おしんさんが、このビジネスモデルで、バックエンドの月額制のオンラインサロンやコミュニティをオファーしていくのであれば、既に健康を害した恐怖というのは身体に刷り込まれているはずです。
ですので、健康な身体作りというのは響いていく可能性が高いです。
本来、健康系のお悩み系ではなく、予防系の商品は「今は必要ではない」という判断になってしまい、通常のターゲットとしてはあまり良くありません。
しかし、既に健康を害してしまった方が、フロントの痛みを改善する為のプログラムで集まっていることから、健康系の予防に関する商品やサービスは需要があるものと考えられます。
なので、そのコミュニティで、健康になる為のストレッチ法や筋トレ、姿勢などを教えていくと良いと思います。
僕がもし、おしんさんの立場として、こういったコミュニティを運営するのであれば、コミュニティメンバーと一緒に、ZOOMを使い「オンライン筋トレ」とか「オンライン姿勢矯正(定期的に参加者の姿勢についてフィードバックするとか)」とか「オンラインストレッチ」をやります。
ZOOMを使えば、どこでも開催できますし、コミュニティ内での繋がりも作ることができます。
そうやって、コミュニティを運営していけば、月額制でも十分に価値のある商品というのは作ることが可能です。
僕のコミュニティのように、月額1万円は、月額制のオンラインコミュニティとしては、少し高額な方に入りますので、もう少し低額なコミュニティでも問題ありません。
例えば、月額3,000〜5,000円などのコミュニティなどであれば、ハードルも低く継続しやすいコミュニティでしょう。
このようにあくまでも一例ですが、今後の商品作成に役立てていただければと思います。
2.おしんさんのビジネスモデルの組み立て
さて、これまで解説させていただいた内容を元に、おしんさんのビジネスモデルを組み立てて、ご提案させていただきたいと思います。
先ほど僕がオススメした商品形態は3つです。
- 買い切り型のオンラインコンテンツ
- サポートなどが付属しているオンラインコンテンツ
- 月額制のオンラインサロンやコミュニティ
これら3つの商品を仮定して、ビジネスモデルを組み立てていきます。
「1、2」の商品は2つ作るとします。
価格は、少し控えめで計算してみましょう。
- 買い切り型オンラインコンテンツA:69,800円
- サポート付きオンラインコンテンツA:148,000円
- 買い切り型オンラインコンテンツB:69,800円
- サポート付きオンラインコンテンツB:148,000円
- 月額制オンラインコミュニティ:月額3,980円
このような形で考えていきます。
まず、商品Aをオファーしていきます。
仮に、この商品Aの成約率がわかりやすく10%にしましょうか。
そして、商品Aを販売後、商品Bを販売していきますが、2つ目の商品は1つ目よりも、どうしても成約率が下がる為、成約率を5%にしましょう。
また、各コースの売れ行きは1:1にします。(僕の商品は大体1:1の場合が多いですが、たまに高額商品の方が成約数が多くなります。)
さらに、商品Aと商品Bを販売後に、月額制のオンラインコミュニティを販売していくわけですが、購入者リストは、通常よりも成約率が高くなりやすいですので、成約率20%で計算していきます。
そうすると、例えば月間120リストを集客した場合、
- 買い切り型オンラインコンテンツA:69,800円→6本
- サポート付きオンラインコンテンツA:148,000円→6本
- 買い切り型オンラインコンテンツB:69,800円→3本
- サポート付きオンラインコンテンツB:148,000円→3本
- 月額制オンラインコミュニティ:月額3,980円→3.6本
このような計算になります。
つまり、合計で月商198万4,528円です。
これで、約年商2,400万円に到達します。
商品単価がもう少し高くても、成約率は実際そこまで大きく変わらないので、同じ集客数でも売り上げはもっと伸ばすことが可能です。
かなり現実的な数字かなと。
いかがですか?
このようにすれば、30万とか50万円といった高額商品を作ることなく、目標の年商を達成することができるのです。
年商2,400万円だけで見てしまうと、どうしても先の見えないゴールに感じてしまいますが、こうやって数字で売り上げ予測を立てていくと、かなり現実的な数字になってきます。
こうやって、数字の予測がある程度、出てきて現実でも近い数字が出て初めて、広告運用を考えると良いですよ。
成約もしない仕組みに集客しても、ただのザルなので、お金を消費するだけになってしまいます。
そうならないためにも、まずはここで解説したビジネスモデルを構築してください。
ちなみに、月額制のオンラインコミュニティは、時間が経てば人数も増えていくので、どんどん安定した収入が大きくなっていきますよ。
このように、ビジネスモデルをご提案させていただきましたが、図にすると以下のような感じです。
以上の流れで、おしんさんのビジネスモデルを構築していただければと思います。
まとめ
今回、おしんさんが今本業でされている整体院の知識やスキルを活かして、どのようにオンラインの情報ビジネスをしていけば良いのか、ビジネスモデルを組み立てさせていただきました。
おしんさんのこれまで学んだ知識や経験を元に、ぜひオンライン商品を作っていただき、目標でもある年商2,400万円を達成していただきたいなと思います。
僕が解説させていただいた、ビジネスモデルでも十分に達成可能なので、形にしていただけると嬉しいです。
もちろん、オンラインでビジネスをしていくことで、近所に住んでいる方やファンになってくれた方は、リアルの施術を受けに来店されるようにもなります。
そうすれば、より利益を出していくことができるようになります。
ぜひ実践してみてください。
それでは、年商2,400万円達成した際には、ご報告お待ちしております。
とても分かりやすい説明でイメージが湧きました。